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[ 1]生涯スポーツとしてのトライアスロン(1) [13]ピンチをチャンスに
[ 2]生涯スポーツとしてのトライアスロン(2) [14]スイムもナンバで
[ 3]ナンバ歩き [15]トライアスリートの菜食主義
[ 4]ナンバについて [16]菜食のすすめ
[ 5]ナンバ歩きの実践 [17]トライアスロンが教えてくれたこと
[ 6]競技志向の落とし穴 [18]生きる力を養うトライアスロン
[ 7]みなさん、国体に参加しましょう [19]100歳でも現役のコツ
[ 8]今年の宮古島、そして淡路大会 [20]生活に役立てるトライアスロン
[ 9]自転車通勤の極意 [21]高齢者のトライアスロン
[10]トライアスロンを人生の黄金期に活かす [22]トライアスリートは求道家なのか
[11]田山さんワールドカップ優勝とYao Logic [23]科学的に解明される魂とは
[12]転機を迎えて
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[16]菜食のすすめ

                                                    平成22年4月25日
前号では自分自身に忍び寄る老化現象に至った事情の反省と対策としての菜食と少食について書かせてもらいました。
3つのまったく違った運動を組み合わせたトライアスロンは自分の体との対話を重ねていくことに役立ちます。更に、
この個人的な事情と戦後から今日に至る食文化の変化や環境問題とは無関係ではなく、三大病の癌、心臓病、脳血管
疾患や糖尿、アルツハイマー等などの蔓延もその帰するところです。特にバブルの頃からの物の豊かさの反映として
の日本人の生活習慣の変化を考察してみる必要があります。

1991年に牛肉が自由化され値段が下がりステーキ、牛丼、焼肉などの食い放題の店や、あたかも健康に良く豊かさの
象徴のような肉食文化が生まれた。私もそれに浮かれてビールと肉の飽食をしていた訳ですから、切れ痔になったの
はこの頃で、何年か痔に悩んだおかげで玄米菜食に出会いました。スグには玄米に馴染めなかったですが、食べれる
ようになった頃には完治していました。排便したモノを観察するようになると、一発で長い便がスーっとでる気持ち良さ
を求めるようになります。快便の条件には体を冷やさない、これは腸内の酵素の働きを良くするために適度に暖かく
保てということ。足腰を冷やさぬためのズボン下や腹巻などの効果も見直しました。

「食事」に興味を持ったのはこの頃からで、例えば食べた肉が歯に挟まると翌日には腐敗し口腔内で匂うことがあります。
同じように腸内でも腐敗が早く、おならも臭いし、便秘になりやすいわけですが、動物性の固形油が宿便にもなり血液が
ドロドロになる元と言われています。このことは「痔」だけではなく様々な病気の原因になっています。ガン患者が増え
たのもこの頃からで、日本のガン死亡率は世界一になりました。生物学者千島喜久男博士の腸内造血説の「食べもの
が体の細胞に与える影響」という当たり前のことが腑に落ちました。(ノーベル賞候補にもなった千島学説は西洋医
学界の圧力で否定され封印されました。)

日本のガン医療の現状は3大療法(切除、抗ガン剤、放射線療法)が主役になっていて、早期発見しても3大療法に
よって免疫力が落ちて他の病気を併発し死亡するということが多いのです。早期発見しても、ガン専門医は「息、食、動、
想、環境」という東洋医学や代替療法では当たり前な視点である生活習慣の改善を指導しません。末期ガンで医師に
投げ出された人が完治するケースがいくらでもあるのに、現代医療はそのことを認めようとしません。だから末期ガンから
自然治癒で生還した元ガン患者たちが会を結成し、ガン患者を支援する活動が全国で始まっています。

こうした大切な活動を大手メディアはなぜ紹介しないのでしょう。私の身近な人に3年半以上も前に甲状腺の専門病院で
甲状腺の悪性腫瘍が見つかりましたが、手術を丁寧にお断りし、その後いくつかの生活改善策によりガンは縮小しました。
ガンを恐れず冷静に向きにあって、ストレス、悩み、過労に対処し、食事、運動などで生活を改善すれば自然治癒が始まる
という理解が必要です。

現場の医師に「あなたがガンになったら抗がん剤治療をうけますか?」というアンケートを取ったところ、99%の医師が受け
ないと答えたという事実を知ると、次のような本が書かれても不思議ではありません。船瀬俊介の「抗ガン剤で殺される」
花伝社、「ガンで死んだら110番、愛する人は“殺された“」五月書店。安保徹、石原結実共著「ガンが逃げ出す生き方」講談社、
「癌では死なない」ワニブックス。千島学説を知るには稲田芳弘の「ガン呪縛を解く」ECOクリエイティブがお薦めです。

私は「腸は植物で言う根っこ」のようなものと考えますので、腸内造血という考えかたに共感を抱きます。となると現代の
農業問題にも関心を持たざるを得ません。このことに関しては無農薬、無施薬の自然栽培者・木村秋則さん著「奇跡のりんご」
はすでに読まれた方も多いかと思います。現代の栄養学や食環境を信頼できなくなると、玄米粉、青汁だけで生きていこうと
いう人が現れても不思議ではありません。菜食主義のビートルズのポール・マッカートニーも「毎日お肉を食べている人は
月曜日だけでも菜食にして」と提案しています。

小牧久時博士やフランスのケルブランの、生体内では必要な栄養素が原子転換で生まれるという説(共にノーベル賞にノミ
ネートされた)があり、前回述べた野口法蔵さんは一日一食の粗食でも体格も顔艶もよく元気なのが実証例になります。
その上、世界中の人口の半数は満足な食事をしていません。先進国では一日三食が、四、五食になり一日中食べ続けて、
内臓を疲弊させ病気を引き起こすので生活習慣病と名付けられました。「肉と野菜のバランスをとれ」「一日30種品目以上
の食品を摂る必要がある」が人間の躰の自然性をどれだけ無視しているかも分かりました。

私が参加している「かたかむな暦講座」に、毎月東京から神戸まで元気に通って来られる方ですが、365日を目標に日本
産の果物以外に何も食べず、現在200日を達成されています。何万年もの間狩猟採集生活を営んで進化してきた人類ですから、
熱帯地方でなら果物だけで生活していたと考えると特別不思議なことではありません。私はそこまでしたいと思いませんが、
近くのスーパーの食材は、農薬、化学肥料、人工飼料、抗生物質などがどれほど使われているか安心できません。わが家では、
信頼できる農家と契約していうる会に入り自然栽培の野菜や米や安心できる食材を提供してもらっています。生きた酵素を食べる
ローフードが最近見直されてきたのも、加熱せずに安心して食べられる食材を提供するネットワークや環境が整い始めたからでしょう。

昔なら老人の知恵が尊ばれ若い人が耳を傾けました。残念なことに今の高齢者の多くは戦後の物質文明や科学信仰の洗脳を
受けているから、高額医療機器での検査漬け、その検査数値で処方される多量の薬を服用しています、そして世間では医療費
が30兆円を越したと嘆いている。こうした状況に疑問を感じ、西洋医学の優れた面も上手に利用しつつ、日本の伝統医療、東洋
医学、自分の個体差を経験則から学び統合的に考えて いかないと自分を守ることはできません。

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