Sala santi logo
[ 1]生涯スポーツとしてのトライアスロン(1) [13]ピンチをチャンスに
[ 2]生涯スポーツとしてのトライアスロン(2) [14]スイムもナンバで
[ 3]ナンバ歩き [15]トライアスリートの菜食主義
[ 4]ナンバについて [16]菜食のすすめ
[ 5]ナンバ歩きの実践 [17]トライアスロンが教えてくれたこと
[ 6]競技志向の落とし穴 [18]生きる力を養うトライアスロン
[ 7]みなさん、国体に参加しましょう [19]100歳でも現役のコツ
[ 8]今年の宮古島、そして淡路大会 [20]生活に役立てるトライアスロン
[ 9]自転車通勤の極意 [21]高齢者のトライアスロン
[10]トライアスロンを人生の黄金期に活かす [22]トライアスリートは求道家なのか
[11]田山さんワールドカップ優勝とYao Logic [23]科学的に解明される魂とは
[12]転機を迎えて
健康道場サラシャンティのHPへ>>


[12]転機を迎えて

今年は淡路の大会がJTU(社団法人日本トライアスロン連合)の主導により新しい展開で始まります。
「2008ジャパンアクアスロンオープン淡路島大会」と「Try! This! Tri! だれでもできるトライアスロン」の二つの新しい競技で9月21日(日)に開催されます。丹波市ファインキッズトライアスロン大会も、今年は早々と受付の準備が整い5月25日に開催されますので、会員の皆様には是非スタッフとしても協力いただきたいと思います。

さて私事ですが、この4月の宮古島大会を初めてキャンセルしました。5月に来日するチェ・ゲバラの娘アレイダさんの関西での3日間の講演準備のお世話をすることになったからです。私は1968年から71年までの学生時代3年間キューバとの友好運動に関わっていました。最近医療や有機農業についてキューバがマスコミで紹介されることが多くなっています、なかでもマイケル・ムーア監督の「シッコ」でキューバの医療が紹介され注目を浴びました。そんな事で今年2月にキューバの医療施設見学ツアーが組織され、私も38年ぶりに再訪することになり、その流れでアレイダさんのお世話を引き受けることになったのです。何が起こるか本当に予期できないものです、人生の転機の訪れとはこんなものなのでしょう。

4月の宮古島大会は転勤や配置転換など諸事情で出場できない人が多い中、私が毎回続けて出場してきたことは恵まれた環境にいたと思います。会社勤めをしつつ25年もトライアスロンを続けて来たことにより、定年後の第二の人生に役立つことを沢山身につけました。継続してきたからこそ力なっていると思います、例えば、少しばかり練習をしなくても、またいつでも復元できるといった自分の身体への信頼を持ち、焦らずに今を大切に生きれるようになったことです。水泳、歩く、走る、自転車に乗る生活を日常実践していくにためにも、常にプラス志向で前向きに生きるという思考パターンを習慣づける必要がありました。

サラリーマンの現役時代に肉体と精神面を調和よく鍛えてきた人と、何もしていない人との差は大きく違います。定年になって周りを見回すと運動経験の少ない人は肉体疲労を避けようとする傾向があるように思います。逆に経験の豊富な人は身体を動かすことによって精神疲労が消せることを体験上分かっています。残念ながら私の同世代の人たちは、食べたり飲みに行ったりすることでストレスが解消すると思っている人が結構多く、「美味いもの食べるのが唯一の生きがいや」といった人の体つきを見ると生活習慣病になって当たり前だと感じます。私たちトライアスリートは身体を動かすことで解消する術を知っているわけですから、健康面では大きく違ってきます。

しかし、定年まで運動経験の少ない人でも何かのきっかけで、少しずつでも運動を始めると1年くらいでその効果が現われ、フルマラソンに参加するようになったり、信じられないくらい元気になる人がいます。体細胞が蘇ってきて、筋力も付き姿勢が変わり、顔艶が良くなってシワがなくなる人がいます。ところが、こんな人でも、運動経験が少ないと少し無茶をして膝や腰を痛めたり、ケガをすると医者にストップをかけられ、そこで動くことが億劫となり元の黙阿弥となってしまう人が多くいます。やはり、若いときから継続してトレーニングをしてきた人は、運動を続けつつ身体の使い方を変えて回復させるような体験学習を積んでいます。

年と共に忍び寄る老化にたいして肉体的トレーニングだけで体力は維持できません。心の状態を健康にしていなければバランスを失ってくるでしょう。そんな時に思い出すのがサムエル・ウルマンの青春という詩です。「青春とは人生の一時期のことではなく心の持ち方をいう・・・・たくましい意志、ゆたかな想像力、もえる情熱をさす。青春とは人生の深い泉の清新さをいう。青春とは臆病さを退ける勇気、やすきにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する・・・・年を重ねただけで人は老いない。理想を失うときはじめて老いる・・・・」は良く知られていますが、トライアスロン協会のような社会的に有意義な活動に参加し、仲間とともに子供たちの成長を見守ることも楽しい生きがいになっていると思います。


(2009年)

<<前へ  ページのトップへ  次へ>>

Copyright Masahiro Shimizu. All rights reserved.