卦義は啓示です。易断の課題と結びつけてどのようなストーリーを創造するか、易断者の力量が試されます。
卦義の注釈は、『字通』(白川静著、平凡社刊)に依りました。


六十四卦一覧表(説明文は算木()クリックで!)



  
「地」
 

  
「山」
  

  
「水」
 

  
「風」

  
「雷」

  
「火」
 

  
「沢」 

  
「天」
 
上卦

   下卦
地 
天 


山 
天 
大 
水 
天 


風 
天 
小 
雷 
天 
大 
火 
天 
大 
沢 
天 


乾 
為 


 
  天 

  
 「乾」
  
地 
沢 


山 
沢 


水 
沢 


風 
沢 
中 
雷 
沢 
帰 
火 
沢 


兌 
為 


天 
沢 


  沢 

 「兌」
 
地 
火 
明 
山 
火 

水 
火 
既 
風 
火 
家 
雷 
火 

離 
為 

沢 
火 

天 
火 
同 
  火 

 「離」
地 
雷 

山 
雷 

水 
雷 

風 
雷 

震 
為 

火 
雷 


沢 
雷 

天 
雷 
无 
  雷 

 「震」
地 
風 

山 
風 

水 
風 

巽 
為 

雷 
風 

火 
風 

沢 
風 
大 
天 
   


  風 

 「巽」
地 
水 

山 
水 

坎 
為 

水 
風 
水 

雷 
水 

火 
水 
未 
沢 
水 

天 
水 

  水 

 「坎」

地 
山 

艮 
為 

水 
山 

風 
山 

雷 
山 
小 
火 
山 

沢 
山 

天 
山 

  山 
 
 「艮」
坤 
為 

山 
地 

水 
地 

風 
地 

雷 
地 

火 
地 

沢 
地 

天 
地 

  地 

 「坤」



1. 上卦が天の卦

a. 乾(ケン)為天
  「乾」

1. 旗がひらめく、はためく。
2. 勇ましいさま、力あるさま。
3. かわく、かれる。
4.陽、男、君、夫、父、いぬい。

     b. 天沢履(リ)

       「履」

1. くつ、はきもの、儀礼用のくつ、いとぐつ、はく。
2. ふむ、 あゆむ、めぐる。
3. ゆく、おこなう、おこない。ふみ、すすむ。 位につく、一定の位置につく。
4. さいわい、たまもの、たまう。

一覧表に戻る

                                                         

     c. 天火同人(ドウジン)
      「同人」 同志。

     d. 天雷无妄(ムモウ)
      「无妄」 故なく受けるわざわい。

     e. 天風 (コウ)
      「 」 会う、たまたま会う、女性が男性に会う。

     f. 天水訟(ソ)
      「訟」  

1. うったえる、是非をあらそう。
2. さばく、ただす、せめる。

一覧表に戻る。 


    g. 天山遯(トン)
     「遯」

1. のがれる、さける。
 2. しりぞく、ゆずる。
3. あざむく。

   h. 天地否(ヒ)
    「否」

1. いな、しからず、あらず、いなむ。
2. しからずんば。
3. おおいに、おおいなり。

一覧表に戻る。 


2. 上卦が沢の卦


   a. 沢天夬(カイ)
    「夬」

1. ゆがけ。
2. 分ける
3. おおいに、おおいなり。

   b. 兌(ダ) 為沢
    「兌」

1. よろこぶ。
2. われを失う、脱する。
3. とおる。
4. かえる、ひきかえる。

一覧表に戻る。
 

   c. 沢火革(カク)
    「革」

1. かわ。
2. 皮で作ったもの、鼓・たて・かぶと・よろい・たづな・かわかざりの類。

   d. 沢雷随(ズイ)
    「随」

1. したがう、つきしたがう。
2. おう、まかせる、つづく。
3.ことにつれ、ものごとに。
4. つきそい、とも、したやく。
5. あし。

   e. 沢風大過(タイカ)
    「過」

1. すぎる、よぎる、こえる、わたる。
2. あやまち、あやまる、つみ、とが。
3. 程度をこえることをいう。はなはだ、まさる。


一覧表に戻る。 

  f. 沢水困(コン)
   「困」

1. とめ木、門の出入りを禁ずるもの。
2. 木のわく、進退に苦しむ、こまる、みわまる、あやうい。
3. とぼしい、まずしい、つかれる、みだれる
4. 田中の廬。

  g. 沢山咸(カン)
   「咸」

1. おわる、つくす。
2. みな、ことごとく。
3. やわらぐ、おなじ、ひとし。
4. はこ。
5. なわ、しめなわ。

一覧表に戻る。 

  h. 沢地萃(スイ)
   「萃」

1. あつめる、あつまる、こまかなものをあつめる。
2. 草花のあつまるさま。
3. とまる、まつ。
4. やつれる。

一覧表に戻る。 


3. 上卦が火の卦


  a. 火天大有(タイユウ)
   「有」

1. すすめる。
2. ある、存在する。
3. もつ、たもつ、おおい。
4. したしむ。

  b. 火沢 (ケイ)
   「

1. そむく、目をそらす。
2. はなれる、異なる、そむく
3. 目がみえない。
4. 目をみひらく。癸に四方に張る意がある。

一覧表に戻る。

  c. 離(リ) 為火
   「離」

1. かかる、とりがとりもちにかかる。
2. はなす、はなれる、わかれる、そむく、さる。
3. あきらか。

  d. 火雷噬 (ゼイゴウ)
   「噬 」 かみくだいてたべる。噛むようにして食らう。

  e. 火風鼎(テイ)
   「鼎」

1. かなえ、円鼎、方鼎、分銅鼎などがある。
2. 宝器、神器。
3.三脚のもの、三方分立。

一覧表に戻る。

   f. 火水未済(ビセイ)
   「済」

1. わたる、わたり、わたし。
2. なる、なす、成就する、はたす、すむ、すませる。
3. すくう、たすける。
4. ます、くわえる、ゆるす、いれる。
5. ほろぼす、ほろびる。
6. はれる。

   g. 火山旅(リョ)
   「旅」

1. 軍団、氏族旗を奉ずる氏族軍。
2. たび、たびする。
3. つらなる、ならぶ。
4. おおい、衆人。
5. 別宮の祭、旅祭、郊外の山川のまつり。
6. せぼね。

  h. 火地晋(シン)
   「晋」

1. や、やじり、やじりの鋳型の形、のち箭を用いる。
2. 進む。
3. いしづき。
4. さしはさむ。

一覧表に戻る。

4. 上卦が雷の卦


  a. 雷天大壮(タイソウ)
   「壮」

1. さかん、つよい、いさましい、大きい。
2. 大きい男、戦士、としざかり、としわか、三十歳。
3. きずつく。

  b. 雷沢帰妹(キマイ)
   「帰妹」 「帰」

1. かえる、軍が帰還する。
2. おもむく、ゆく、よる、したがう、なつく
3. とつぐ。
4. おくる。

   「妹」

1. いもうと。
2. おとめ、少女。
3. よめ、つま。
4. くらい。

一覧表に戻る。

  c. 雷火豊(ホウ)
   「豊」

1. ゆたか、おおい、みちたる。
2. さかん、しげる
3. おおきい、こえる、あつい、みのる。
4. たかつき、食器。
5. 杯の台。

  d. 震(シン)為雷
   「震」

1. かみなり、かみなりがとどろく、雷光がはためく。
2. ふるう、ふるえる、はげしくふるう。
3. おどろく、おののく。
4. 勢いがはげしい、いかる、おごる。
5. 地がふるう。

  e. 雷風恒(コウ)
   「恒」

1. つね、もとより、ひさしい。
2. やすらか、すなお。
3. ゆみはりづき。

一覧表に戻る。

  f. 雷水解(カイ)
   「解」

1. 牛角を解く、とく、きりとる、ぬぐ。
2. とける、おちる、はなれる。
3. わかつ、はなす、分別する。
4. ことを分別する、わかる、さとる、理解する。
5. ときあかす、いいわけ。

  g. 雷山小過(ショウカ)
   「過」

1. すぎる、よぎる、こえる、わたる。
2. 咼の声義をうけて、あやまち、あやまる、つみ、とが。
3. 程度をこえることをいう。はなはだ、まさる。

  h. 雷地豫(ヨ)
   「豫」

1. 大きな象。
2. のどやか、たのしむ、よろこぶ、やすんずる。
3. おこたる、ためらう、いとう。
4. あらかじめ、もとより、かねて。

一覧表に戻る。

5.上卦が風の卦


  a. 風天小畜(ショウチク)
   「畜」

1. たくわえる、つむ、つみかさねる、とどめる。
2. やしなう、かう、かいそだてる。
3. 家畜、けもの。

  b. 風沢中孚(チュウフ)
   「孚」

1. 卵がかえる、卵をかえす。
2. とらえる、俘の初文。上からおさえ、とりことする。
3. まこと、まことある。
4. おおいに、つく、つつむ、おおう。

  c. 風火家人(カジン)
   「家人」 一家の人。


一覧表に戻る。

  d. 風雷益(エキ)
   「益」

1. ます、ふやす、くわえる。
2. 利財の意として、もうけ、ゆたか。

  e. 巽(ソン)為風
   「巽」

1. そなえる、神前にそなえる、神前に舞楽する。
2. ふむ、ちらす。

  f. 風水渙(カン)
   「渙」

1. ちる、勢いよくちる、とびはなれる。
2. 水が分流する、ちるように流れる、さかんに流れる。
3. もののさかんなさま。

  g. 風山漸(ゼン)
   「漸」

1. ひたる、ひたす、つかる。
2. ぬれひろがる、すすむ、うつる
3. ようやく、やがて、おもむろ。
4. ひさしい、そまる、おわるつきる。
5. もののきざし。

一覧表に戻る。

  h. 風地観(カン)
   「観」

1. みる、つまびらかにみる、みきわめる。
2. しめす、あらわす、あきらかにする。
3. ながめ、みもの、ようす、けしき、ありさま、あそび。
4. 観望のための高い建物、うてな、たかどの、宮観、寺観。
5. 京観(ケイカン)、屍骨を塗りこんだ門状の建物、おそらく宮観の原型をなすアーチ状の戦勝記念の門。
6. こうのとり。


6. 上卦が水の卦


  a. 水天需(ジュ)
   「需」

1. あまごい、巫祝が雨をいのる
2. もとめる、雨をもとめる。
3. まつ。
4. ためらう、うたがう。

一覧表に戻る。

  b. 水沢節(セツ)
   「節」

1. 竹のふし、竹節の形をしたわりふ、てがた。
2. しるし、さだめ、おきて、ならい。
3. のり、しな。
4. みさお、礼節。
5. ほどあい、ころあい、おりふし、とき。
6. やむ、とまる、とどめる、しまり、かぎる、くぎり
7. はぶく、つましい。
8. 祝日。
9.はたじるし。

  c. 水火既済(キセイ)
   「済」

1. わたる、わたり、わたし。
2. なる、なす、成就する、はたす、すむ、すませる。
3. すくう、たすける。
4. ます、くわえる、ゆるす、いれる。
5. ほろぼす、ほろびる。
6. はれる。

一覧表に戻る。

  d. 水雷屯(チュン)
   「屯」

1. あつまる、たばねる、つかねる。
2. へいりかざり、糸を集め束ねて、へりかざりとする。
3. みちる、かたまる、まもる、たむろする。
4. むすぼれる、なやむ、かたい、おおい。

  e. 水風井(セイ)
   「井」

1. いど。
2. いげた、いげたの形のもの。
3. むら、まち、みち
4. 刑。

  f. 坎(カン)為水
   「坎」

1. あな、はかあな、つちあな、たに。
2. ひくい、けわしい、つかれる、くるしむ。
3. うれえる、うらむ。

一覧表に戻る。

  g. 水山蹇(ケン)
   「蹇」

1. あしなえ、あしがかがむ。
2. なやむ、くるしむ。
3. とまる、とどこおる。
4. まがる、あがる、みだれる、かたくな。
5. 愚かな人、駑馬。
6. 感動詞。
7. つまる、裾をからげる。

  h. 水地比(ヒ)
   「比」

1. したしむ、相親しむ。
2. くらべる、えらぶ、たぐえる、なぞらえる、わりあい。
3. ならぶ、したがう、ひとしい。
4. たすける、くみする、あわせる。
5. しきりに、このごろ、つづく、およぶ。

一覧表に戻る。

7. 上卦が山の卦


  a. 山天大畜(ダイチク)
   「畜」

1. たくわえる、つむ、つみかさねる、とどめる。
2. やしなう、かう、かいそだてる。
3. 家畜、けもの。

  b. 山沢損(ソン)
   「損」

1. そこなう、いためる、かける。
2. へる、うしなう。
3. よわる、つかれる。
4. おさえる、そしる。

  c. 山火賁(ヒ)
   「賁」

1. かざる、かざりを加える。
2. おおきい、みちる。
3. うつくしい、いろがまじる。
4. わきたつ、ふきまける、やぶれる、はしる、いかる。

一覧表に戻る。

  d. 山雷頤(イ)
   「頤」

1. やしなう。
2. 乳を飲むとき、乳子はあごを動かすので、あごの意となる。

  e. 山風蠱(コ)
   「蠱」

1. まじない、まじないに用いる虫、まじもの、まじわざ。
2. まどわす、まどう、みだす。
3. こびる、うるわしい。
4. わざわい、むしばむ、毒気。
5. 腹の病。

  f. 山水蒙(モウ)
   「蒙」

1. おおう、こうむる、おおいこうむるもの。
2. おかす、かくす、くらい。
3. まじる、みだれる、あざむく。
4. おろか、おさない。
5. おおきい、おおい

一覧表に戻る。

  g. 艮(ゴン)為山
   「艮」

1. もとる、邪眼によって遮られる、とまる、さからう。
2. かぎる、かたくとめる。
3. なやむ、くるしむ。

  h. 山地剥(ハク)
   「剥」

1.さく、わる、とく、きずつく。
2. はぐ、はぎとる、むきとる。
3. けずる、はなす。
4. おちる、はなれおちる

一覧表に戻る。


8. 上卦が地の卦


  a. 地天泰(タイ)
   「泰」

1. やすらか、やすし、ゆたか、ゆるやか。
2. おおきい、おごるたかぶる。
3. なめらか。
4. はなはだ。

  b. 地沢臨(リン)
   「臨」

1. のぞむ、みおろす、高いところから下方をみる。
2. てらす、おさめる、たもつ。
3. ゆく、およぶ、つく、そのところにのぞむ。
4. まみえる、むかえる、あたる。
5. あててうつす、みてうつす、うつす。
6. とむらう。

  c. 地火明夷(メイイ)
   
「夷」

1. えびす、東方の族、うずくまる。
2. たいらか、たやすい、大きい。
3. きず、きずつく。
4. よろこぶ。
5. のぞく。
6. つらねる。

一覧表に戻る。

  d. 地雷復(フク)
   「復」

1. かえる、もとへかえる。
2. つぐなう、むくいる、おぎなう、こたえる。
3. くりかえす、反復する。
4. たまよばい、招魂続魄
5. ふむ、おこなう、あかしをたてる、実行する。
6. もどる、おちつく、おわる。
7. また、ふたたび。

  e. 地風升(ショウ)
   「升」

1. ます、十合入りのます、一升のます、ますめ。
2. のぼる、のぼす、神饌として供える。
3. みのる、さかえる、たかくする。

  f. 地水師(シ)
   「師」

1. 軍社の祭肉を切る刀、その刀を扱う人、師官、軍官。
2. 将軍、軍隊、軍団。
3. いくさ、戦争。
4. 師長、先生、楽官、諸学技芸・伝統的な習俗の伝承者、官吏。
5. 師衆、多くの人、大衆、もろもろ。
6. ならう、のっとる、したがう。

一覧表に戻る。

  g. 地山謙(ケン)
   「謙」

1. つつしむ、うやまう。
2. ゆずる、ひかえる、へらす。
3. あきたる、こころよい。
4. だまされる。

  h. 坤(コン)為地
   「坤」

1. 地、つち。
2. したがう、やさしい、陰柔。

**********************************